ジェルネイルが巻き爪を引き起こすって本当?5つの影響と簡単予防策をネイリストが解説

爪の健康を守るための適切なケア方法を学び、安心してネイルを楽しむためのポイントを押さえましょう。

ジェルネイルが巻き爪を引き起こす理由


「爪が巻く力」と「爪の押し返す力」のバランス
爪にはもともと自然な湾曲(カーブ)があり、内側に巻こうとする性質があります。
通常は歩行時に足の裏全体で地面を踏み込むことで、爪全体に適度な圧力がかかり、この湾曲が正常な範囲に保たれています。
この「爪の巻く力」と「爪を押し返す力」のバランスが崩れると巻き爪になるリスクが増します。



ジェルネイルが爪に与える5つの影響
巻き爪を防ぐためにも、ジェルネイルが爪にどのような影響を与えるのかを理解することが大切です。
ここでは、巻き爪につながる可能性がある5つの影響を解説します。

1:爪が薄く・もろくなりやすい
ジェルネイルの施術では、長持ちさせるために爪の表面を削る「サンディング」を行います。これを繰り返すと、徐々に爪が薄くなり、外部からの圧力に弱くなるため、巻き爪のリスクが高まります。
2:ジェルの硬化による圧迫
ジェルネイルは、硬化する際に収縮する性質があり、爪に圧力がかかります。特に薄い爪や乾燥した爪では、この圧迫によって爪の形が変形し、巻き爪を引き起こす原因となります。
3:アセトンによる爪の乾燥
ジェルネイルをオフする際に使用するリムーバー(アセトン)は、爪や皮膚の油分・水分を奪います。爪が乾燥すると柔軟性が低下し、適切に広がる力が弱まるため、巻き爪のリスクが高まります。
4:爪の感染症
ジェルネイルの隙間に湿気が溜まると、細菌やカビが繁殖しやすくなります。これにより、緑膿菌が原因の「グリーンネイル」や、白癬菌による「爪白癬(爪水虫)」などの感染症が発生することがあります。
5:不適切な施術
施術技術が原因で、爪に大きな負担がかかることがあります。例えば、サンディングをしすぎて地爪を削りすぎる、ジェルを均等に塗布できていない、間違った爪切りや深爪などが挙げられます。


ジェルネイルで巻き爪にならないための予防法
ジェルネイルによる巻き爪を防ぐためには、爪の健康を維持することが大切です。
安心してネイルを楽しむために、以下の4つの観点から予防法をお伝えします。
1:ネイルケアの実践

保湿と栄養補給
健康な爪を保つためには、保湿と栄養補給が重要です。
日頃から保湿クリームやオイルを使用して、爪とその周囲の皮膚をしっかり保湿しましょう。
また、爪の健康にはタンパク質、ビタミンA、B2、E、亜鉛、鉄などが必要です。このような栄養素を含む食品を積極的に摂取することも心がけましょう。
爪を休める期間を設ける
ジェルネイルを一旦休止することで、爪を健康な状態に戻すことができます。
爪が薄くなった状態でジェルネイルを続けると、巻き爪やその他のトラブルを引き起こす可能性があります。
3〜4か月の休息期間を設けて、爪の自然な再生を促しましょう。
適切な爪の形と長さを保つ
爪を適切な形に整えることは、巻き爪のリスクを減らすのに重要です。
爪は指に対してまっすぐ平行に切り、角をやすりで整えるスクエアオフカットを実践しましょう。
深爪を避け、適切な長さを保つことが大切です。
2:他のネイルスタイルを選択する

マニキュア
爪に余計な圧力が加わらないマニキュアに変えることで、巻き爪を予防できます。
また、アセトンフリーのリムーバーを使用することで、爪の余計な乾燥も防ぐことができます。
近年では、爪に無害な成分にこだわって作られた製品もあるようです。
ネイルシール
専用のライトや乾かす時間も不要の、貼って剥がせるネイルシールであれば爪への負担を減らせます。
近頃は安価なものから、一度装着するとマニキュアと同じくらい長く楽しめるものなど、様々な種類のネイルシールを探すことができます。
ネイルチップ
ネイルチップは1日ごとに外すことが基本となりますが、豪華なデザインでネイルを楽しむことができ、爪への負担を減らすことができる選択肢の一つです。
1日で外すという点において、マニキュアやジェルネイルよりも、爪へのダメージは少なくなります。
ナチュラルネイル
保湿クリームやオイルを使って、地爪を艶のある状態に維持するのも一つの方法です。
ネイル製品を使用しなくても、日頃のケアによって健康で美しい爪を保つことができます。
3:ノンサンディングジェルやフィルイン導入のサロンを利用
ノンサンディングジェル
ノンサンディングジェルは、ジェルを塗る前に爪をサンディングしない手法です。
爪の表面を削らないため、一般的なジェルネイルよりも爪への負担が少なくなります。
ただし、爪を削らない代わりに、爪の表面を酸の成分で溶かすことでジェルを密着させるため、負担が全くないわけではありません。
フィルイン
フィルインとは、ジェルネイルをオフして再度塗り直すのではなく、既存のジェルネイルをベースジェルだけ残して削り、新しく成長した爪部分にジェルを追加する方法です。
ジェルネイルを新調する際にサンディングやリムーバーをしないため、一般的なジェルネイルの手法よりは爪に負担がかかりません。
ただし、爪が伸びる過程でベースジェルが浮いたまま、根元に新しいジェルを塗ると、グリーンネイルのリスクが高まります。
パラジェル
パラジェルとは、サンディング不要のソフトジェルネイルです。
通常のジェルネイルだとフェルインできる回数が限られてきますが、何度でもフェルインできることが利点だとも言われています。
また、オフするときはジェルだけを削るので、地爪に優しいネイルとして人気があります。
しかし、ネイルを施すことによる爪への圧迫はゼロではないため、注意が必要です。
4:巻き爪の知識に強いサロンを利用する
巻き爪の原因を理解してネイルケアができるサロンを選ぶことも大切です。
個人の爪の状態に合わせた施術や、適切なケア、自宅指導で巻き爪になるリスクを抑えることができます。
【注意】韓国発祥の特殊ジェルによる巻き爪ケアのリスク
近年、韓国発の特殊ジェルを使った巻き爪ケアが注目を集めています。
このジェルは、巻き爪を外側に広げる効果があるとされ、韓国で特許を取得。
日本でも導入するサロンが増えていますが、利用する際にはいくつかのリスクを理解しておくことが重要です。

1. 成分が公開されていない
特殊ジェルの成分が非公開または詳細が不明なケースがあります。具体的な化学組成が分からないため、爪や皮膚への影響、アレルギーのリスクを完全に把握できません。
2. 日本では正式な認可を受けていない
現在、日本国内ではこの特殊ジェルの正式な認可がないケースが多いです。これは、日本の安全基準や医療機関での承認を得ていないことを意味し、長期的な安全性や効果が保証されていない可能性があります。
3. 専門的な技術が必要
このジェルを正しく使用するには、フットケアに関する専門知識と技術が不可欠です。施術者が適切な講習を受けていない場合、巻き爪が悪化したり、爪の変形を引き起こす可能性があります。
4. 自己責任の必要性
日本での正式な認可がない以上、このジェルを使用する場合は自己責任での選択となります。万が一トラブルが起きても、保証が受けられない可能性があります。
【結論】慎重な判断が必要
この特殊ジェルは巻き爪ケアの新しい選択肢として期待されていますが、成分の非公開や日本での未認可などのリスクを伴います。
使用を検討する際は、これらのリスクを十分に理解し、信頼できるネイリストによる施術を受けたり、巻き爪ケアの別の選択肢も検討した上で判断することを推奨します。
巻き爪の人がネイルを楽しみたいときは?


軽度の巻き爪で日常生活に支障がない場合でも、ジェルネイルを続けることで巻き爪が悪化する可能性があります。特に、痛みや違和感がある場合は要注意です。
✔️すでに爪に痛みを感じる場合
✔️チェック特定の状況で爪に明らかな違和感がある場合
このような場合は、放置すると皮膚の炎症や細菌感染を引き起こすリスクがあるため、巻き爪ケアを最優先にしましょう。
プレート施術なら治療中もおしゃれを楽しめる

巻き爪研究所が行っているプレート施術は、特殊なプラスチックプレート(厚さ0.2mm)を専用の接着剤で爪に貼り、巻き爪を矯正する方法です。
✔️チェックプレートの上からマニキュアやネイルシールを楽しめる
✔️矯正期間中でもおしゃれを我慢する必要なし!
ただし、ジェルネイルは矯正の妨げになるため、矯正期間中は避ける必要があります。
巻き爪がしっかり治った後に、予防しながらジェルネイルを楽しみましょう!
よくある質問:Q&A
巻き爪研究所で矯正を受ける患者さんから寄せられる「ジェルネイルに関するよくある質問」にお答えします。
ジェルネイル以外のネイルなら巻き爪にならないの?
・マニキュア(ポリッシュ)
→爪に直接ダメージを与えず、硬化による圧迫もないため、巻き爪になりにくい。
※ただし、アセトン入りの除光液を頻繁に使うと爪が乾燥し、もろくなるため注意。
・ネイルシール・ネイルチップ
→一時的な使用なら問題なし。
※ただし頻繁に付けたり剥がしたりすると爪が薄くなり、巻き爪リスクが上がる可能性あり。
・スカルプチュア(アクリルネイル)
→ジェルネイル同様に、爪の圧迫・乾燥・硬化時の収縮が影響し、巻き爪のリスクが高い。
※特に爪が薄い人や巻き爪傾向がある人は注意が必要!
ハンドネイルとフットネイルで巻き爪になる原因に違いはある?
ジェルネイルが巻き爪を引き起こす仕組みは手足で共通ですが、手の爪は薄いため、ジェルの収縮や乾燥による影響を直接受けやすいです。
一方で、足の爪は厚く影響を受けにくいものの、靴の圧迫や歩行時の負荷と組み合わさることで巻き爪のリスクがさらに高まります。
そのため、フットネイルは巻き爪の「複合要因」の一つになりやすく、ハンドネイルは巻き爪の「主要な原因」になるケースが多いです。
手の巻き爪はどうしたらいい?
軽度の巻き爪であれば、正しい爪の切り方や保湿を心がけることで悪化を防げます。
「手の巻き爪」は「足の巻き爪」と共通する点もありますが、手特有の原因やケア方法もあるため、適切な対処が重要です。
手の巻き爪の詳しい対策は、以下の記事で解説しています。

巻き爪になりやすい人の特徴は?
巻き爪になりやすい人には、以下の4つの要因が関係しています。
① 爪自体の巻く力が強い
② 爪を巻く方向への外圧
③ 爪を広げる力が弱い
④ 爪が食い込みやすい状態が動くような履き方をしない
巻き爪の原因を 24種類 に細分化し、それぞれの状況に応じた効果的な対策方法を下記の記事 で解説しています。

まとめ
ジェルネイルは美しい仕上がりを楽しむことができる一方で、爪を圧迫し、巻き爪のリスクを高めます。
不適切な施術が原因で巻き爪が発症する場合もあるため、爪の健康を保つためには、適切なケアと予防策を実践することが重要です。
また、巻き爪の状況によっては、先に巻き爪矯正を行うことが必要です。
巻き爪研究所なら、矯正期間中もマニキュアやネイルシールによるおしゃれを楽しめます。








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