【動画付き】即座に巻き爪の痛みを和らげる!テーピングと絆創膏を使った簡単・応急処置法



そんな時に役立つのが、今回ご紹介する「巻き爪の応急処置」の方法です。
ドラッグストアやコンビニで手軽に手に入るテーピングや絆創膏を使って、「巻き爪の痛みを即座に和らげる方法」をお伝えします。
一度やり方をマスターすれば、急な巻き爪の痛みにも対応できるこちらの方法。シンプルだけど効果抜群の応急処置で、辛い巻き爪の痛みから解放されましょう。

応急処置を行う前に知っておいて欲しいこと
巻き爪の痛みを感じたときの対応
巻き爪の痛みを感じたときの対応は大きく4つに分けられ、その1つが「応急処置」です。まずは選択肢を整理し、今の状況に応急処置が適しているか確認しましょう。
1. 生活習慣の見直しを行う(即効性╳/根本改善◎)
巻き爪の原因の一つに、生活習慣の問題があります。適切な靴の選び方、正しい爪の切り方などを見直すことで、巻き爪の予防ができます。一度習慣として身につけてしまえば、負担なく巻き爪対策が可能です。
これらの方法は長期的に巻き爪の再発を防ぐのに効果的ですが、即効性はありません。
2. 巻き爪矯正を行う(即効性◯/根本改善◎)
巻き爪の痛みが繰り返し発生する場合は、巻き爪矯正が効果的です。矯正器具を用いて、爪の形を徐々に正常な状態へ戻すことができます。
巻き爪研究所が行っている巻き爪矯正は初回から痛みが大幅に緩和されることが多く、即効性もあるといえます。
3. 応急処置を行う(即効性◎/根本改善╳)
痛みを即座に和らげるための方法です。テーピングや絆創膏を使った応急処置も、一時的に痛みを軽減するのに効果的。これにより、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
ただし、応急処置は一時的な対処法であるため、根本改善も同時に進めることが重要です。
4. 痛みを我慢する(即効性╳/根本改善╳)
痛みを我慢して放置することは最も避けるべき選択肢です。我慢することで巻き爪がさらに悪化し、巻き爪以外にも様々な悪影響が生じます。
▶ 適切な対応方法
・「今この瞬間の痛みを和らげたい」場合には、「応急処置」が最も効果的です。
・「今の痛みを和らげたいし、今後の痛みも防ぎたい」場合には、「応急処置」でその場しのぎをしつつ、「生活習慣の見直し」や「巻き爪矯正」で根本改善を行いましょう。
我慢はNG!適切な応急処置が必要な理由


巻き爪の痛みを我慢して放置することは、決して推奨される方法ではありません。
ここでは、応急処置をしなかった場合の悪影響について代表的な3つを紹介します。
1. 炎症や感染のリスク
巻き爪の痛みを放置すると、爪が皮膚に食い込み、炎症を引き起こす可能性があります。炎症が進行すると、腫れや赤み、さらには膿が出るなどの症状が現れることもあります。
これらの症状が現れた場合、巻き爪の痛みは悪化し、細菌感染のリスクも高まります。感染が進行すると、治療に時間がかかり、痛みも長引くことになるため、早めの応急処置が重要です。
2. 日常のストレス
巻き爪の痛みを我慢すると、日常生活におけるストレスが増大します。歩くたびに痛みを感じることで、仕事や生活に集中できなくなり、精神的な負担が増します。
ストレスは体に悪影響を及ぼし、他の健康問題を引き起こすこともあるため、早期に痛みを軽減することが大切です。
3. 体への悪影響
巻き爪の痛みを我慢して歩き続けると、痛みを避けるために無意識に姿勢や歩き方が変わります。これにより、足や膝、腰などに不自然な負担がかかり、体の歪みや痛みが生じる可能性があります。
特に長期間放置すると、体全体に悪影響を及ぼし、慢性的な症状へと発展する場合があります。

特に痛みが大きい場合は、絶対に放置しないようにしましょう。日常生活への支障を引き起こし、深刻なトラブルに発展する可能性が潜んでいます。

巻き爪の応急処置は、何をしたらいい?

おすすめの応急処置:テーピングや絆創膏
最も効果的な応急処置は、テーピングや絆創膏を使用する方法
です。簡単に行える上に即効性もあります。副作用などの心配もないのでおすすめです。
次の章でテーピングや絆創膏を用いた応急処置について詳しく述べていきます。
必要最小限にとどめたい応急処置:痛み止め
市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンやロキソプロフェンなど)は、一時的に痛みを和らげるのに役立ちますが、根本的な解決にはなりません。
痛み止めを使いたくなるほどの状況であれば、痛み止めでその場はしのいだ上で、痛みが再発しないように巻き爪治療を行うことを推奨します。
避けるべき応急処置:爪を短く切る
巻き爪の応急処置で、多くの人が間違っている行為があります。それは「爪を短く切ること」です。
爪が刺さって痛いから、刺さっている爪を切ってしまいたくなる気持ちはわかりますが、痛みが出ている爪を無理に短く切ることで、さらに爪が巻き込んでしまい、痛みが悪化する恐れがあります。
テーピングや絆創膏を用いた応急処置の流れ
テーピングや絆創膏を用いた応急処置は「準備」→「消毒」→「貼る」の3ステップで行います。
ステップ1:必要な物を準備する
応急処置で使うものは以下の5点です。

消毒用アルコール
清潔なガーゼや綿棒
清潔なタオル
テーピングか布製の絆創膏
ハサミ
汚れがひどい場合は、刺激の弱い石鹸もあると良いでしょう。

ステップ2:消毒を行う
炎症や感染を予防するために、テーピングや絆創膏を貼る前に患部を消毒することが大切です。
【消毒の手順】
手の消毒手をよく洗い、洗った後に消毒用アルコールで手を消毒します。
患部を洗うぬるま湯で優しく洗い、表面の汚れや膿を取り除きます。石鹸を使用する場合は、刺激の少ないものを選びましょう。
消毒用アルコールを清潔なガーゼや綿棒に含ませ、患部と周囲をやさしく拭き取りましょう。炎症や化膿部位は重点的に消毒してください。
患部の乾燥消毒後は、清潔なタオルで水気を拭き取り、患部を完全に乾燥させてから貼る工程に移ってください。

ステップ3:テーピングまたは絆創膏を貼る

適切に貼ることができれば、貼った瞬間から痛みの軽減を実感できるでしょう。あとは定期的にテーピングや絆創膏を交換して、清潔な環境を保つようにしてください。(次の章で詳しく解説します)
痛みを即和らげるテーピングや絆創膏の貼り方
貼り方にはさまざまな方法がありますが、ここでは特に効果的な2つを紹介します。
それぞれ利点や適した状況が異なるため、次の内容を参考に自分に合った方法を選んでください。
テーピングを爪の周りに貼る方法
テーピングを痛みのある爪の周囲に貼り、爪と皮膚の間に隙間をつくります。
メリット
患部に直接触れないため、長期間の使用に向いている
デメリット
テーピングの粘着力が強いので、皮膚を痛めることがある
おすすめシーン
長時間の歩行時など、巻き爪の痛みを予防したい場面で効果的
【貼り方を動画で解説】
▶ 貼り方の手順
テーピングを2.5センチ×6センチの長さにカットします
※ テーピングのサイズは、平均的な大きさの親指を想定しています。親指の大きさが異なる場合や親指以外に貼る場合は、テーピングのサイズを調整してください
※ハサミには雑菌が付着している場合があるので、消毒してからカットしましょう。
テーピングの片方を痛みが大きい側の爪の端ぎりぎりに貼ります
皮膚を爪から離すように、テーピングを下に軽く引っ張りながら指の腹側にまわします
まわしたテーピングを足の甲側に引っ張り、指に対して斜めに貼りつけます
絆創膏を爪の下に貼る方法
絆創膏を痛みのある爪の下に貼り、爪と皮膚が直接触れないようにします。
メリット
爪と皮膚の接触を抑えられるため、痛みの軽減幅が大きい
デメリット
爪と皮膚の隙間がなく、絆創膏を貼れない場合がある
おすすめシーン
爪が皮膚に食い込む痛みを、すぐに和らげたい場面で効果的
【貼り方を動画で解説】
▶ 貼り方の手順
絆創膏を、痛みのある皮膚と爪の間に滑り込ませる
指の側面を包み込むように絆創膏を貼る
効果があれば、どちらでもOK
爪の種類や痛みの程度は人によって異なります。応急処置を行う際に、絆創膏かテーピングのどちらかしか手元にないこともあるでしょう。
そのため、「この貼り方でなければならない」「この素材でなければならない」と決めつけず、2つの貼り方や2つの素材の特徴を理解したうえで、利用シーンや皮膚の状態に合わせて使い分けることが大切です。
たくさん歩く場合や長時間の使用時 → テーピング
接着力が強く、使用中に剥がれたりずれたりする心配が少ないのが特徴です。

皮膚への負担が気になる場合 → 絆創膏
テーピングは接着力が強いため、剥がす際に皮膚への負担がかかります。一方で絆創膏はテーピングよりも柔らかい素材で作られており、皮膚がかぶれにくいという利点があります。炎症時や化膿時には絆創膏を用いるようにしましょう。
▶ 補足:絆創膏でも、適切な大きさに調整しましょう
テーピングであれば自分でカットするため、自然と指の大きさに合わせて処置をすると思いますが、絆創膏も同様にしましょう。
指の大きさや貼り方に応じてハサミでカットして、適切なサイズにすることでフィット感が高まり、応急処置の効果を十分に発揮できます。
応急処置後も痛みが引かない場合は?
この記事で紹介した「テープによる応急処置」を行っても、痛みが引かない場合や異なる痛みが発生する場合があります。その場合に考えられる可能性について記載します。
応急処置後も痛みが変わらない場合
考えられる可能性:巻き爪以外に痛みの原因がある
応急処置をしても痛みが引かない場合、その痛みは巻き爪以外の原因かもしれません。
例えば、靴が合っていなくて靴擦れを起こしている場合や、長時間の立ち仕事や歩行によって足の指に圧力や摩擦が加わり、圧迫痛が生じている可能性もあります。また、痛風や関節炎など、疾患の可能性も考えられます。
考えられる可能性:炎症による痛みが続いている
今回紹介した応急処置で最も効果的なのは、爪が皮膚に刺さることによって生じる「刺痛の緩和」です。
一方で、炎症による痛みを和らげるには炎症そのものを鎮める必要があるため、応急処置をしても痛みの軽減をあまり感じられない場合があります。
しかし、それでも応急処置が無意味というわけではありません。爪と皮膚の接触が軽減されることで刺激が少なくなり、患部を清潔に保ち続ければ炎症による痛みも改善しやすくなります。
少しはマシになったが相変わらず痛い場合
考えられる可能性:応急処置だけでは対応できない
応急処置によって痛みがある程度緩和されたものの、爪の巻き方がひどく、依然として爪が皮膚に食い込んでいる可能性があります。
このような場合は、応急処置だけでは限界があるため、巻き爪矯正を受けることを検討しましょう。
異なる痛みが発生した場合
考えられる可能性:血行の変化による痛み
圧迫されていた患部が爪から解放されることで血行が変化し、一時的にジンジンとした痛みを感じることがあります。
これは一時的な症状なので、心配する必要はありませんが、痛みが続く場合は応急処置を中止し、様子を見ましょう。
考えられる可能性:テーピングや絆創膏による圧迫
テーピングや絆創膏をきつく巻きすぎると、血行が悪くなりうっ血して痛みが出ることがあります。
締めつけ具合を調整し、痛みがひどい場合は テーピングや絆創膏を一時的に外して様子を見ましょう。
【注意喚起】コットンパッキング法のリスク

巻き爪の痛みを和らげる方法を調べたことがある方は、「コットンパッキング法(コットン充填法)」という方法を聞いたことがあるかもしれません。
今回ご紹介している「爪の下に貼る方法」と同じように、爪と皮膚との直接の接触を避けることで痛みを抑制する方法です。
爪と皮膚の間に丸めたコットンを詰めるだけで手軽なため、自分でできる応急処置として紹介されることが多くあります。こうしたコットンパッキング法は正しい処置をすれば効果的ですが、じつは、誤った処置をしてしまうとメリット(痛みの緩和)以上のデメリットが発生してしまうので注意が必要です。

1. 長期間コットンを詰めることによる衛生環境の悪化
定期的にコットンを交換していた場合でも、意図せず取り残しが発生していることも多く、取り残しが生じると感染リスクが余計に高まります。
2. コットンを交換する際に発生する爪や皮膚への負担
反対に詰め込むコットンが小さすぎると効果が薄くなるため、正しい効果を得るためには爪の状態によってコットンの大きさを調整する必要があります。
3. コットン自体の圧迫による痛みの悪化
コットンパッキングではなく、先ほどご紹介したテーピングや絆創膏を用いた方法を推奨
します。よくある質問:こんな時どうする?
ただし、痛みが強くて寝られない場合や途中で目が覚めてしまう場合は、テーピングをつけたまま寝てもかまいません。
ただし、足の形に合わない靴や足先が窮屈な靴を履くと、効果が薄れる可能性があります。
また、炎症がある場合は、患部を流水で洗い流し、水気を拭き取ってから雑菌が入らないように絆創膏や医療用テープで保護しましょう。
いずれにしても深爪によって爪床の皮膚がむき出しになると、爪周りは外傷や感染に弱くなるため注意が必要です。
まとめ
巻き爪の痛みを素早く和らげるためには、テーピングや絆創膏を用いた応急処置が非常に効果的です。
しかし、応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な解決には生活習慣の見直しや巻き爪矯正が必要です。
いずれにしても、痛みを我慢して放置するのは絶対に避けるべきこと。
巻き爪が悪化する前に、適切な対応を心がけましょう。
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